
歯周治療
はじめに — 院長からのメッセージ
歯周病は感染症ですので、原因となる細菌をやっつければ必ず治ります。
当院では歯科医師4人、歯科衛生士5人がチームとなり、治療にあたっています。
治療後も良い状態を保つため、年間2400人を超える方がその後のケアに通われて快適な生活を楽しんでおられます。
当院では歯周治療・その後のケアにも力を入れております。
是非一度、チェックにいらしてください。
院長 延藤直彌
歯と歯ぐきはどういう作りになっていますか?
歯は、エナメル質・象牙質(ぞうげしつ)・歯髄(しずい)という3層構造で、
歯根膜(しこんまく)をクッションにして、歯槽骨(しそうこつ)や歯ぐき=歯肉(しにく)などに支えられています。
歯周病とは…?
歯を支える歯ぐき、歯槽骨といった、歯を支える土台に起こる病気です。
進行すると歯がぐらつき、ついには抜けてしまいます。
歯槽膿漏(しそうのうろう)とも呼ばれています。
細菌によって歯ぐきが炎症を起こすと、歯を支えている骨などの歯周組織が破壊され、ついには歯が抜けてきます。平成17年の厚生労働省の調査によると、20歳以上のおよそ7割以上、30歳以上になると8割以上の人が歯周病にかかっているとのこと。歯周病は「生活習慣病」なのです。
歯周病は他にもさまざまな症状があります。
※自分のお口の状態をチェックしてみましょう。当てはまるものがあれば要注意です。
○歯周病チェックシート○
- □ 歯ぐきが赤くはれる
- □ 歯ぐきの炎症が進み、歯周ポケット(歯と歯ぐきの溝)が深くなる
- □ ブラッシングで出血する
- □ 歯が長くなった(歯ぐきがやせて歯の根が露出する)
- □ 冷たいものがしみる
- □ 朝起きたときに口がネバネバする
- □ 口臭がする
- □ 膿が出てくる
- □ 歯がぐらぐらする
歯周病の原因は…?
歯周病の原因は、歯と歯ぐきのの境目に付着するプラーク(歯垢)中の細菌です。
歯周病菌は多数ありますが、次の5種類の細菌が主な原因とされています。
| Aa菌 | Actinobacillus actinomycetemcomitans |
|---|---|
| Pg菌 | Porphyromonas gingivalis | Pia菌 | Prevotella intermedia |
| Bf菌 | Bacteroides forsythus | Td菌 | Treponema denticola |
| Fu菌 | Fusobacterium nucleatum |
重症の患者さんには細菌検査を行います。
その結果により、今後の治療法をより正確に、確実なものにすることができます。
また、細菌が主な原因ですが、喫煙や糖尿病、歯ぎしりやストレスなどの生活習慣や全身疾患が、歯周病を悪化させる要因となっています。
歯周病はどのように進みますか?
歯周病は自覚症状がほとんどないので注意が必要です。

プラークや歯石をほっておくと、歯周病によって歯ぐきが炎症を起こし、赤くはれたり、ブラッシングの時などに少し触っただけでも出血しやすい状態になります。

歯ぐきの炎症が歯を支えている歯槽骨にまで進行し、破壊(吸収)が
始まりました。
歯周ポケット(歯と歯ぐきとの間の溝)も深くなってきます。

歯周ポケットがさらに深くなり、歯槽骨もどんどん破壊されていくので
歯がぐらつき始めます。
歯が長くなったように感じたり、知覚過敏や口臭といった症状も出てきます。

歯槽骨の破壊が進み、歯を支えることができなくなってきます。
歯ぐきから膿が出てきて口臭もひどくなります。
最後には歯が抜けてしまうこともあります。
プラークコントロールが治療・予防の鍵です
歯周病の治療・予防には、原因となる歯周病菌を取り除く『プラークコントロール』が大切です。歯ブラシだけでなく歯間ブラシ・デンタルフロスを使って、歯周病菌を減らします。
また、歯みがきで取れない歯石はやご自身で行き届かないところは、歯科医院で専用の器具を使って取り除きます。
合わせて定期的なチェックとクリーニングが大切です。自覚症状もなく気付きにくい病気ですので、早めの受診と検査がオススメです。


